エアコン工事で失敗やトラブルに巻き込まれないために
エアコン工事には正しい知識と経験が必要になるのですが、まだ見習いのエアコン業者や社員ではないバイトがエアコンを取り付けする事があり、またお客様が工事に関する知識を知らない事をいい事に必要以上に追加費用を請求したり手抜き工事をする悪徳業者も存在します。
どのようにすればエアコン工事で失敗しないのか、トラブルに巻き込まれないようにする方法をこれから説明していきます。
エアコン工事で失敗しない方法
悪質なエアコン業者も相手がエアコン工事に対する知識があると分かれば下手な工事はできません。
その為にはエアコン工事の知識が必要になりますが、全然難しくありませんので安心して下さい。
例えばエアコン業者にこの様なな質問をするだけでも構いません↓
・電気工事士の資格を持っているんですか?
・真空引きはしてくれるんですよね?
「電気工事士」「真空引き」という単語を知っているだけで、エアコン工事の事にある程度詳しい人だと判断されます。
簡単にその単語について説明致します。
【第二種電気工事士】
エアコン工事には第二種電気工事士という国家資格が必要ですが、私が知る限りエアコン業者の約三分の一はこの資格を持っていません。
資格のない業者は電気配線を扱う事ができないのでエアコンを取り付けする事はできませんし、なにより工事を失敗する業者(トラブルを起こす業者)のほとんどが無資格なので注意が必要です。
【真空引き】
真空引きはエアコン工事に必要な作業工程の一つで、手抜き工事をするエアコン業者はこの作業を手抜きします。
エアコンの配管を真空にする事を真空引きといって、手抜きをすると配管の中に空気が混ざりしばらく経ってからエアコンが故障する恐れがあります。
真空引きについてはコチラにも記載しています→真空引きにおけるエアパージは手抜き工事です
エアコン工事を頼むならどこに依頼しますか?
ほとんどの方はエアコンを購入した量販店やネットショップへ同時に申し込みをされるかと思いますが、その場合だとエアコンを販売したお店が提携している工事会社に工事を依頼して、その工事会社が提携しているエアコン業者に工事を依頼します。
簡単にすると【お客様→販売店→工事会社→工事業者】となり、実際にエアコンを工事する末端の工事業者はお客様が支払った工事代の約半分ほどしか受け取りません。
そうなると必要以上に追加工事費を請求したり、作業を簡素化するために手抜き工事をする業者が増えてしまいます。
ではどこに頼めばいいのか、エアコン専門の工事会社もしくは直接エアコン工事業者に依頼する事が望ましいと言えます。
エアコンを購入してまた別にエアコン工事を手配するのは手間がかかりますが、その方が結果として工事費用が安くなりやすく、なにより工事トラブルの可能性がグンと減ります。
インターネットで【地域名+エアコン取り付け】と入力すれば幾つもエアコン業者が検索されるのでその中から工事保証期間の長い工事会社や業者を選ぶと良いでしょう。
詳しくはコチラに記載しています→【エアコン工事を量販店やネット通販、引越会社に依頼する場合の注意点】
エアコンの設置工事は設置状況によって施工方法が異なり、専用の部材や工具が必要になることがあります。
工事日の当日になって、高額な追加工事費を請求されたり、部材が足らないから後日再訪問となったら困りますよね?
例えば、室外機をベランダの地面に置くのではなく天井から吊り下げたりする場合などは天井吊り金具が必要で¥20,000前後の費用がかかり、作業車にその必要な金具を積んでいない可能性も高いです。
更にエアコン専用のコンセントがない場合や、配管の延長も必要で化粧カバーも取り付けすると追加工事費だけで7〜8万かかる事も少なくありません。
私の家は安いアパート(マンション)だから大丈夫!と思う方もいますが、どの様なご自宅でも大体2件に1件は追加工事が発生します。
当日になって工事料金のトラブルにならないためにも、事前に設置状況を工事会社(工事業者)に伝えておきましょう。