エアコンの隠蔽配管(壁の中に配管が埋まっている)について

エアコンの隠蔽配管(壁の中に配管が埋まっている)について

エアコン工事トラブル

 

・エアコンの配管を壁の中に隠す事ってできるの?
・隠ぺい配管(先行配管)って何なの?

 

よくある工事トラブル

 

お部屋の壁の中に配管が隠れるようにエアコンを取り付けする事を隠蔽配管(いんぺい配管)と言って、壁の中に配管が通せる造りになっている場合と、既に壁の中に配管が埋まっている場合があります。
ご自宅によって隠蔽配管ができる造りになっていれば配管を隠せますが、なっていなければ隠す事はできません。


隠蔽配管(いんぺいはいかん) 隠蔽配管での施工例

エアコン隠蔽配管

壁の中に配管を通して隠します。画像では壁の中で配管の接続ができるように点検口があります。

エアコン隠ぺい配管

外から見た室外機の画像です。配管が壁の中に隠れています。

隠蔽配管の場合は追加料金がかかるのか

隠蔽配管は特殊工事の扱いになり追加料金がかかる場合がほとんどで、作業内容によっては料金が大きく前後します。

 

一人の作業員で配管を壁の中に通せる場合は大体¥5,000前後が相場で、二人や三人で作業が必要な場合はもっとかかります。

 

室内機と室外機の間に壁が一枚であれば一人で作業できる事が多いですが、室内機と室外機の距離が遠いほど大変な作業になります。
例えば室内機を取り付けた部屋と室外機との間にもう一つ部屋がある場合だと、一人が配管を送り込んで別のもう一人がその配管を外に出すために配管の位置を調整したりと、複数人での同時作業が必要となるのです。

 

その為、当日に工事が完了しないだけでなく高額な追加工事費がかかる場合があるので、特に新築マンションの場合は入居前に確認しておくことをオススメします。

隠蔽配管(隠ぺい配管)の用語

 

エアコン業者によって呼び方は異なりますが、一般的に壁の中に配管を通す方法を「隠ぺい配管」、既に壁の中に配管が埋められている場合を「先行配管」と呼びます。

 

先行配管の場合は既に配管が仕込まれているので、隠蔽配管のように高額な追加工事費がかかることは少ないです。
しかし先行配管だと古くなっても配管を入れ替える事ができず、何度も同じ配管を使いまわす事になるのでガス漏れや水漏れにおいて工事保証外となることが多いので注意が必要です。

 

上記の事から、私個人の意見ですが先行配管での建物の造りはあまりオススメしていません。
もし壁の中に仕込まれている配管やドレンに異常があった場合はどうするんだろうか…とか考えてしまいます。

 
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