エアコン室外機の騒音対策。うるさい嫌な音を防止する方法について
・エアコンを使用すると室外から嫌な音がする
・室外機からの異音の原因と対策を教えてほしい
エアコンを使用すると外から嫌な音が聞こえてくる。
お客様の声を聞くと、そのような経験をされている方が結構います。
エアコン運転時に室外から音がするなら室外機が原因の可能性が大です。
エアコンを使うたびに音がすると騒音被害でご近所とトラブルになるのでは・・と不安になりますよね。
これから、室外機から騒音がする原因と防止方法について説明していきますので参考にして下さい。
エアコンの室外機から異音(嫌な音)がする原因とは?
何でエアコンの室外機から騒音のような音がするのか、大きく分けると3つあります。
・室外機内部の部品が経年劣化している
・室外機の設置方法が悪い場合
・室外機フィルターの詰まり
エアコン使用時に多少は室外機から音はでますが、その音が室内にまで聞こえるほどの音だと何かしらの原因があります。
しかし、それがエアコンの故障とは決めつけないで下さい。
例えば、室外機の下にある部材が破損していると振動が原因で音がすることもあります。この場合はエアコンの故障ではないので、室外機のプラロックを新しくするか防音マットを敷く事で解決します。
また室外機の設置場所によっては、室内にいると気付かない振動音も隣接する家には嫌な音として聞こえる事もあります。
周囲のご家庭とトラブルにならないよう時々でも確認することをおすすめします。
エアコン室外機の騒音対策と防止方法について
室外機から音がする原因はいくつかありますので、簡単にお客様でもできる事から説明していきます。
室外機の防音グッズで対策
よくある原因の一つとして、室外機からの振動音があります。
ホームセンターや、今では家電量販店にも置かれている「防振マット」というゴム製のマットが大体1,000前後で販売されています。
100円均一等でも振動を抑えそうなゴムがあれば、それでも代用はできるかと思います。
防振マット | 防振マット取付例 |
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防振マットは呼び方が様々で「防振ゴム」「耐震マット」「耐震ゴム」とも呼ばれます。 |
必要なサイズにカットして室外機の下に敷くだけです。カットはハサミでもできます。 |
室外機フィルターのお手入れ
室外機の中にも金属のフィルターがあり、ホコリや毛のようなものが詰まると説明しづらいですが「こもったような低い音」がします。
その場合、目の粗いホウキなどでフィルターの目にそって掃除しましょう。
金属をフィルターは危険ですので、間違っても直接手で触らないで下さい。
室外機の汚れ@ | 室外機の汚れA |
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長年使用すると室外機の裏にホコリがベッタリと張り付きます。 |
近くにペット小屋があるとペットの毛が張り付く事もあります 。 |
室外機の設置を手直しする
設置方法が悪い場合、室外機とプラロック(土台)に隙間ができて音がする事があります。
室外機とプラロックはネジで固定するのですが、ネジの止め方が甘いと段々隙間ができてしまいます。
ドライバーがあれば再度しっかりネジを固定するか、エアコンを取り付けした業者に手直しをしてもらいましょう。
プラロックのネジの締め直し | プラロックの種類 |
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室外機とプラロックはネジのみで固定されているので締め方が緩いと振動音がしてしまいます。 |
一回り頑丈なプラロックもあります。同じくネジだけで固定するタイプです。 |
原因が分からない室外機からの異音について
室外機の内部まで異物が混入していたり、部品が劣化していた場合はエアコンのメーカーの方を呼びましょう。
エアコン業者は、エアコンの取付工事はできても、機械の中まではほとんど扱うことができません。
メーカーの担当者なら、室外機を分解して原因を見つけ出して部品を手配する事もできます。
ただどちらにしても費用がかかるので、年式が古いエアコンであればこれを機に買い替えを検討しても良いかと思います。
年々エアコンも省エネで静音設計もされているので、長い目で考えてもらえたらと思います。