エアコンのガスについての豆知識

よくある工事トラブル

 

エアコンに使用されるガスには種類があります。
もしエアコンの効きが悪くなりガス補充する場合は、その種類によっても料金が異なります。また悪徳なエアコン業者はガスが規定量あっても追加料金を請求する場合があるのでその対策についても説明していきます。


エアコンのガスの種類について

エアコンの中には冷媒ガスというのが入っており、このガスが循環することで温かい風や冷たい風を作り出しています。
そのため、ガスが規定量入っていないと「効きが悪い」または「全く効かない」といった症状になります。

 

 

ガスの種類には2018年の今現在、主に3種類あります。

・R22(主に2000年以前に製造されたエアコンに使用される)
・R410A(主に2000年〜2017年に製造されたエアコンに使用される)
・R32(主に2018年以降に製造されたエアコンに使用される)

 

それぞれガスの性質が異なりますが、オゾン層へのダメージを減らすため徐々に環境に適したガスへと新しくなっていると思って下さい。

 

ガスの種類が変わっても基本的にエアコンの施工方法は変わりません。
ただしガスの補充が必要になった場合、ガスの種類によって費用が変わってきます。

 

エアコンが正しく取り付けられてあればガスを補充することはないのですが、お引越し等でエアコン移設を繰り返すとガスが徐々に抜けていく可能性があります。

 

ガスが減るとエアコンの効きに影響してくるのでガスを補充しなければいけません。

 

例えば2000年以前に製造されたエアコンに使用されるガスであるR22であれば、不足分のガスを補充できるので大体¥5,000〜¥10,000程です。
これがR410Aだと混合ガスのため、不足分のガスを補充する事ができず(ガスの混合比が変わってしまう)、一度入っているガスを全部抜いてから新しく規定量まで入れなおす必要があり、大体¥15,000〜¥20,000程かかります。

 

最近のエアコンに使用されるR32のガスはR22と同じくガスの不足分を補充することができますが、少し割高で¥10,000〜¥15,000が相場かと思います。

 

エアコン業者によってはガスの種類に関係なく、一律して料金を高めに設定していることが多いので事前に確認すると良いでしょう。

エアコンの追加工事でガス補充を請求されたら要注意!

エアコンのガス量は外から見ても分からず、専用の工具でしか計測できません。
その事を利用して、必要もないガス補充費を請求する悪徳業者が存在します。

 

引越し会社の下請け業者に多いようですが、ガスが規定量入っているにも関わらず「ガスが規定量入っていないのでガス補充費がかかります」と請求する悪い業者がいます。
もちろんガスは入っているの補充することなく、補充するフリだけするのです。

 

これは完全な詐欺です!

 

詐欺ですが、素人には分かりませんのでた対策案をお教えします。

 

もし「ガスが入っていない」と言われたら、実際に計測器(メーター)の数値を見せてもらいましょう。
この行動を起こすだけで悪徳な工事業者は諦めます。

 

しかし、更なる悪徳な業者はガス補充代をもらうためにお客様が見えないところでガスを抜く場合もあります。
ガスを抜こうとすると「プシュー」と音がするので、怪しそうな工事業者だと思ったらエアコンの工事完了までずっと監視する事をオススメします。

 

もちろん、本当にガスが入っておらず、ガス補充が必要な場合もありますので、しっかりと説明を聞いて計測器も確認した上で作業してもらって下さい。

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